「閉じてるとき、開いてるとき」ではないですが
読むときと読まないときがあります。で、今は読むとき。
そして閉じてるときでもあるかも。*1
でも3連休、ほぼ引きこもって読んだり寝たり、寝たり読んだり。


インド旅行記〈1〉北インド編 (幻冬舎文庫)

インド旅行記〈1〉北インド編 (幻冬舎文庫)

今までに読んだどのインド旅行記よりも
贅沢で清潔でトラブルの少ないインド旅行記でした。*2
実はインドにもさほど興味はなく、
旅行記もどちらかと言えば読まないほうなんですが
前書きを読んで、買ってしまいました。

あの時期、私は精魂共に尽き果て、完全に疲弊していた。(中略)他人の感情や価値観を媒介となって取り込み、そして吐き出すという撮影の日々に少しは慣れたつもりでいたけれど、それはごく稀にアイデンティティー喪失の危機をもたらす。もう何もできない。何もしたくない。そんな思いを振り切るように、飛行機に飛び乗り、前進せざるを得ない状況にこの身を投げ入れた。


道長の冒険―平安妖異伝 (新潮文庫)

道長の冒険―平安妖異伝 (新潮文庫)

平安妖異伝の続編。今回は1話完結の妖怪退治ものではなく、
道長が相方・真比呂を救うべく旅をするお話なんですが
冬に閉ざされた国に四季を取り戻すってところがとってもナルニア国物語でした。
それに、うーん。道長道長じゃない。いや、史実がどうとかの話ではなく。
道長のキャラが全く道長を想起させないというか。
真比呂もちっとも魅力的じゃなくなってしまってるし。
なんとなくお話全体に色気がないというか*3
いろいろ起こるわりには、淡々と終わるというか。
なんとなく期待はずれでした。前作がおもしろかったんで余計に。
唯一、寅麿は可愛くてよかった。忠犬ならぬ忠猫。

*1:携帯に返事しなきゃいけないメールが溜まってる

*2:お約束のようにスリにはあってるしお腹もこわしてますが。

*3:別に色恋を欲してるわけではなく