今日が何の日かってちゃんと知ってますよ。ツアーオーラスですよね。
でも私はと言えばそんな日に映画「キサラギ」を見に行ってました。
いやー。おもしろかった。で感動しました。
これはアイドルのファンという人種は絶対に見たほうがいいと思う。
で、できればアイドルの皆様方にも見ていただきたい。
この映画に関しては絶対に内容知らないで見に行くほうがいいかと思われますので
ネタバレってほどのことはないけど一応隠します。


いつの間にかばら撒かれていたいろんなものが、
ラストに向かって見事に折りたたまれていく快感ったらありませんでした。
登場人物が出揃うあたりまではテンポもゆっくりで少しまだるっこしいかなー
なんて思っていたんですが、ラストに向かってすべてがとてもキレイに収まっていきます。
そしてその最後の複線がわかったとき、思わず涙ぐんでしまいました。
小栗旬の演じる家元は、すべての愛すべきアイドルファンの姿で。
彼に用意されていたラストは、彼に自分を投影させてしまった人にとって
この上ないものだったのではないかと思います。
そして、ストーカーだどうだと話している最中でも
彼女の部屋の内装が気になって、
殺人だのなんだのと話してる最中でも
彼女の部屋に置かれた台所洗剤の種類が何であるかを気にするヲタとは、
本当に滑稽で可愛く無神経で愛すべき存在であることだなーと思いました。